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めまいについて

[2023.08.04]

こんにちは。理事長の吉野です。

今日は「めまい」についてお話します🌀

 

一概に「めまい」と言っても、軽くふわーとするものからぐるぐる回るものまでいろいろとあります。

その中でも急におこる、ぐるぐると回るめまいは動くのが大変で、気分が悪くなり吐いてしまうことも多いため、つらくて非常に不安が強くなる症状の一つです。

それについて、説明していきます。

 

多くの場合は、耳の奥にあり頭の傾きや回転を感じるセンサーである三半規管が不調になり、誤った情報が脳に伝わるためにおきるめまいです。

ある一定方向に頭を動かすと、ぐるぐる回るめまいが短時間おきるのが特徴で、めまいがない時も、ふわふわする感じ(浮遊感)があります。

はっきりとした原因はわかっていませんが、間違った情報が脳に伝わるだけなので脳には異常はなく、耳鼻科で診察・治療をすることも多い疾患です。

抗めまい薬などを使用しながら自然に改善していくのを待ちます。

ただし、難聴を伴う場合は、早めに耳鼻科で治療を開始する必要があります。

 

頻度は多くないですが、脳の病気では小脳に出血や梗塞をおこすと急激にぐるぐる回る強いめまいが起こります。

小脳は運動の調整も行うので、手足をうまく動かせなくなる(小脳失調)ので立って歩くことが難しくなり、うまくしゃべれなくなります(失調性構音障害)。

これは、後遺症を残したり命にかかわることがある大変な重篤な病気ですので、早く適切な病院に入院して治療しないといけません。

ただし、症状だけでこれらを判断するのは難しいので、CTやMRIなどの検査をする必要があります。

早めの医療機関の受診をお勧めします。

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