メニュー

頭痛について~第1回~

[2023.06.13]

みなさんこんにちは。理事長の吉野です。

梅雨に入り湿度の高い日々が続きますが、体調の変化はございませんでしょうか☔🌧️

今日は「頭痛」についてお話します。

頭痛は経験のない人はほとんどいないくらいよくある症状です。

今回は入院は必要でなかったり、命に別状はなくても日常生活や仕事に多少でも影響のある困った頭痛について説明します。

緊張型頭痛

頭痛の中で最も多いもので、いわゆる肩こりを伴うことが一般的です。

原因:ストレス、運動不足、同じ姿勢を長く続ける(パソコン)など

痛みの部位:後頚部、後頭部、両側のこめかみ等が多い。締め付けられるような感じがある

対策:柔軟体操、ストレッチ、ウォーキングを毎日行うことでかなり予防できる

ただし、これらの対策も義務のように行うのではなく、リラックスして楽しんで行ってください☺️

つらいときは鎮痛剤(市販薬でもよい)も有効です。抗不安薬が効くこともあります。

片頭痛

頭の片側(両側のこともあり)が脈打つようにズキンズキンと痛みます。吐き気、嘔吐がある場合もあります。

原因:はっきりしていませんが、何らかの刺激が痛みを感じる神経の刺激に繋がり、それが血管を拡張させたり炎症を起こすためだと考えられています。

痛みが起こる前に目がチカチカすること(前兆)があります。

引き金になるものには、疲れ、ストレス、寝不足(寝すぎ)、アルコール、天気の変化などがあります。

対策:疲れをためない、寝不足にならない

今は片頭痛に対してよく効く薬があります。また、頭痛の頻度が多く生活に支障がある場合は予防のための薬(注射薬)もあります。

その他:群発頭痛

数カ月から数年おきに片側の目の奥、こめかみなどにえぐられるような痛みを生じます。片頭痛の類縁疾患と考えられるが、原因は不明の点があります。

治療:片頭痛治療でも使う薬の治療薬や点鼻薬が有効です。

その他:薬剤乱用頭痛

頭痛薬を過剰に服用することで、逆に頭痛が引き起こされます。

原因:緊張型頭痛のため、市販薬を毎日飲むようになったり、片頭痛発作の頻度が増えたときに頻回に服用することによる。痛いから飲む、飲むから痛むという負の連鎖になってしまいます。

対策:薬の減量しかありません。診療時の説明の話し合いが大切です。

その他:帯状疱疹

頭皮や顔面に帯状疱疹を生じることがあります。片側の頭部がピリピリ痛み、1~2日後に水疱のある赤い発疹がでてきます。

通常は入院の必要はありませんが、早くに抗ウイルス薬を始めることが大切です。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME