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パーキンソン病のリハビリテーションについて

[2023.01.04]

皆様、新年あけましておめでとうございます🎍

本年も地域の皆様に適切な医療と専門的かつ安心安全なリハビリを提供できるよう、より一層努力してまいります所存でございますので宜しくお願い致します。

さて、本日はパーキンソン病のリハビリテーションについてお話をしたいと思います。

パーキンソン病の運動症状には次の4つがあります。

① 振戦:手が震える

② 固縮:筋強剛といい、スムーズに手足が動かなくなる

③ 動作緩:日常生活での色々な動作が遅くなる

④ 姿勢反射障害:立った時や方向転換時にバランスを崩して転倒しやすくなる

これらの症状、特に② 固縮、③ 動作緩慢、④ 姿勢反射障害は日常生活に支障をきたします。

治療の柱は薬物療法ですが、リハビリテーションを併せて行うことで薬の効果をより強めることができます。

また、加齢の影響を受けて筋力低下、持久力低下、バランス力低下などの廃用症候群といわれる状態になりすくなります。

このため、できるだけ早い時期からリハビリテーション(できれば、理学療法士・作業療法士などの専門職による)を行うことが大切です。

また、自主訓練も大切です。

座ったまま行える自主訓練は次のようなものがあります。

1.姿勢を正しくする(おへそ周りと背中を意識して背筋を伸ばしできれば胸をそらす。)

2.背もたれのある椅子で両手をあげて背中を伸ばす

3.左右に体をねじる

4.座ったまま膝の曲げ伸ばしをする

5.足踏みをする(できれば膝を高くあげる)

いずれも無理のないように、自分で10回ずつなど回数を決めて行っていただくとよいでしょう。

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